ＡＭＬのマレーシア合弁 フェロシリ電炉増設へ パータマ拡張

マンガン鉱石、合金鉄を一貫生産するアジア・ミネラルズ社（ＡＭＬ）はマレーシアの合金鉄製造合弁事業、パータマ・フェロアロイの第2期拡張計画を進める検討に入った。現状3基のフェロシリコン用電炉を2基追加する方向性で協議し主要株主間で基本的な理解を得ており、年内に投資決定し、新設備は2025年の生産開始を目指す。安価な水力発電由来の電源を生かした競争力のあるグリーン合金鉄を増産し、脱炭素化を進め、脱ロシアソースを求める日本の鉄鋼メーカーからの要望に応える方針だ。