2023年11月10日

日本製鉄・直江津 チタン屋根お社遷座祭

日本製鉄は9日、同社東日本製鉄所直江津地区内にある稲荷神社で、地元の専門学生が制作したお社を奉納する本殿遷座祭を実施した。遷座祭には日本製鉄のほか、協力会社、学生、OBなど関係者約40が参列した。

お社を作成したのは宮大工を養成する伝統文化と環境福祉の専門学校(新潟県佐渡市)の伝統建築学科の学生たち。同校の掲げる「将来の伝統建築物のものづくりを担う次世代の人材育成の理念」に日本製鉄が共感したことからプロジェクトがスタート。同校へのチタンに関する講義や宮大工の講師を派遣するなどの支援を行った。

昨年にお社の木造躯体工事を実施し、今年は仕上げとしてチタン屋根葺きを行った。トータルの制作期間は5カ月ほど。お社の屋根には直江津地区で製造されたチタン薄板(アルミナブラスト緑青)を使用。チタン薄板使用量は15キログラムで、屋根の約4平方メートルをチタンで葺いた。







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