LME銅、31年ぶり順ザヤ100ドル超え

　ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）で銅の順ザヤ（コンタンゴ）がトン100ドルを超えた。大台乗せは1992年以来31年ぶりとみられる。業界関係者からはファンド筋のレンディング（期近を売り期先を買う）に対し、実需家などの現物ニーズが弱いことが影響しているのではないかとの見方が聞かれる。現在の米国金利などを加味すると、目先はまだ拡大傾向が続く可能性を指摘する声もある。