2024年4月30日

東京製鉄、前期売上高が最高 今期「スプレッド維持注力」

 東京製鉄は26日、2024年3月期決算(非連結)を発表し、売上高が前期比1・7%増の3672億4200万円となり、2期連続で過去最高を更新した。経常利益は1・2%増の397億1900万円、純利益は9・4%減の279億5800万円。1株当たりの年間配当は2期連続の過去最高となる50円(前期は40円)。脱炭素や資源循環の潮流を受けた電炉製品への需要の高まりが販売数量の増加に寄与。エネルギーなどのコスト負担増も一服した。25年3月期は売上高で過去最高更新を見込むものの、経常利益は22・0%減の310億円、純利益は24・9%減の210億円と保守的に予想。「スプレッド維持に注力する」(小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長)とともに、脱炭素シフトによる販売増を見込む。













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