2024年7月17日

鋼材店売り8契全品種販価 東京製鉄6カ月据え置き 内外動向慎重に見極め

東京製鉄は16日、8月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種据え置くと発表した。全品種据え置きは6カ月連続。会見した小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長は「中国影響で海外市況が下落し、欧州など新たに保護貿易措置を打ち出す動きもあり、貿易の先行きは不透明。国内は建材、鋼板類とも荷動きが緩慢で市況も高唱えが通らず、一部品種で下押し場面が見られる。販売価格を上げるもしくは下げるという方向性を示すのは難しく、完全に様子見状態」と説明。「国内外の需給や市況に加え、原料・エネルギー価格の動きも見極めるため、販価を全品種据え置く。9月までは我慢の状況が続き、需要見合いの生産を継続する」と述べた。





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