――ギャップは。
加藤「業界のことを全く知らずに入ったので、研修で知らない言葉ばかり出てきて不安でした。工場に良いイメージは抱けなかったです。親も商業高校出身で、『現場って大丈夫?』と心配されることもありました。でも、その中で配属されて実際に働いてみたら楽しくて。男性は多いけど優しいし気にかけてくださるし。工場配属で良かった!と今は思っています。親も応援してくれています」
桑原「男性が多くて厳しいイメージがある中で、私たちの梱包ラインで女性を入れるのは初めてだったらしくて。他のラインの女性現業職の先輩方が気にかけてくださったり、自分のラインの男性陣も親切だったりで、思っていたより働きやすいです」
――女性が少ない中での業務について。
加藤「女性が少ないと相談できる相手が少ないのではという不安がありましたが、少ないからこそ、他ラインや生産管理にいらっしゃる女性現業職の先輩方、工場で事務職などに就いている女性が工場内に様子を見に来たり声を掛けてくださったりします。私たち3人が使う道具を取りやすい場所に置いてくださることもありましたね」
桑原「ラインで女性が初めてということもあっていろんな方が優しく対応してくださり、面談も多く、相談しやすい環境が整っています」
――将来のライフプランについて。
加藤「いつか結婚したいし、子育てもしたいです。でも仕事を続けたい気持ちも大きい。今は男性も協力する時代なので、仕事と家庭を両立したいですね」
桑原「結婚しても仕事を両立したいですが、二つのことを両立するのが苦手なので、いろいろ悩みながら決めていきたいなと思っています」
笹原「結婚は特に考えていないですね。別にいいかなと。今は仕事でいっぱいいっぱいなので…。慣れたら考えるようになるのかなと思います」
――業界にどう変わってほしいか。
加藤「夏場の暑さ対策、工場内のきれいさがもっと変わってくれたらと思います。昨夏、工場の夏を初めて経験しました。ファン付き作業着はすごく膨らむので私たち女子メンバーは着なかったんですよね。見た目を気にして。見た目を気にしない暑さ対策、広い工場を涼しくする大きなエアコンが入ればと思いました。工場内のきれいさについては、生産の都合でどうしても粉じんが出てきます。いくら掃除しても風が吹けば出てしまうんですよね。空気が悪くなっている気もします。粉じんが気にならない環境になれば…と願っています」
桑原「私も暑さ対策ですね。特に私のラインは空気の通りが悪くて、スポットクーラーを独占していました」
笹原「力仕事が減っていけばいいなと思いますね。ライントラブル時には製品6枚を一度に持って再梱包します。再梱包は手作業で身体に負担がかかってしまうので、自動化がもう少し進めばと思います」
――後輩が入ったらどう接したいか。
加藤「配属後も研修中も分からないことばかりで、“何が分からないのか分からない”状態になります。自分の経験を生かして、一つずつ業務を教えてあげられたらと思います」
桑原「もし自分のラインに女性が入ったら、女性の先輩は私しかいないので、仲良くしたいです」
笹原「私が悩んだ体調面の言いづらさなどに気付いてあげられる先輩・上司になりたいです。仕事でもすぐに声を掛けてもらえるような優しさを出したいですね」
――今後の目標を。
加藤「今は1年目(※取材当時)なので、資格がないとできない作業を先輩がたくさんしていらっしゃいます。私もいつか資格を取って、多様な仕事ができるようになりたいです。本社や事務職などを含めると同期社員が全体で20人以上いるのですが、他の同期に仕事との向き合い方などで負けたくないです。とにかく仕事ができるようになりたいです」
桑原「今、私は発泡部の業務を習得している途中でして、クレーンや玉掛けの資格を取って、将来的にアンコイラー業務もできるようになりたいです」
笹原「今の担当業務を完璧にして、若いうちに他工場へ異動し、工場内の業務について多く学びたいです」
(芦田 彩)























