2012年2月1日

12月末 薄板3品在庫、3カ月ぶり増 供給過剰続く

 11年12月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比1・7%、7万2000トン増の431万8000トンと3カ月ぶりに増加した。前年同月比では50万1000トンの大幅増となる。

 新日本製鉄の君津製鉄所の高炉改修前倒し、JFEスチールの減産表明などメーカーは生産調整の姿勢を示しているが、なお供給過剰となっているのが実態。例年1月末は季節要因から12月に対して10万トンを超える増加傾向を示しているだけに、1月末には450万トン前後に膨らむ恐れもあり、薄板3品在庫は危機的水準になった。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more