2010年9月22日

中国・熱延市況が反落、秋需に力強さ欠く

 上昇していた中国の熱延コイル市況が、再度下落に転じた。中国鋼鉄工業協会が20日に発表した9月第3週の北京市況は、トン4500元(約5万740円、3・0ミリ厚)と前週比100元安、上海は4470元と10元下落。冷延は2週連続で上がったが、異形棒鋼は北京など一部で下がった。流通や需要家の先高を見込んだ購入が一服したもよう。

 秋の需要期を迎えたが、例年ほどの力強さはなく、原料価格の低下や構造的な能力過剰などが、市況を押し下げているようだ。







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