2009年9月16日

高炉各社、鉄スクラップ購入拡大

 高炉大手の市中鉄スクラップ購入が10月以降、さらに拡大する見通しだ。JFEスチールは今月からすでに西日本製鉄所(倉敷・福山地区)の購入計画を昨年ピーク並みに引き上げ、10月以降には東日本製鉄所(京浜地区)のシャフト炉を本格稼働させる。新日本製鉄は名古屋製鉄所での購入を再開したほか、10月から大分製鉄所での購入量の大幅増を計画している。

 電炉メーカーの需要減、東アジア向け輸出の停滞が続く一方、「市中発生・回収量に回復の兆しが見えないなど、供給サイドの予測が立たない」(商社)なか、高炉メーカーの鉄スクラップ消費の増加により、秋口から年末にかけての国内需給に影響を与えそうだ。







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