2009年9月30日

内田・鉄産懇会長 回復は”非自律的”

 鉄鋼産業懇談会の内田耕造会長(新日本製鉄副社長)は29日の定例会見で、第3四半期(10―12月)の全国粗鋼需要見通しが前期比3・7%増の2528万トンと策定されたことについて、「鋼材輸出の増加がけん引している状況にあり、国内は製造業各分野で在庫調整が進展し、鉄鋼需要の底入れが徐々に確実なものとなってきているものの、建設分野の低迷が長期化する懸念もある。(全国粗鋼は)年率1億トンまで戻ってくる見通しだが、自律的で着実な回復の足取りとはいえない」との認識を示した。







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