2014年5月12日

新日鉄住金、経常益4倍3610億円

 新日鉄住金が9日発表した2014年3月期連結経常利益は前期(旧両社単純合算)比4・1倍の3610億円となった。製鉄事業の収益改善によるもので、従来予想の3400億円を上回り、ROS(売上高経常利益率)は6・6%となった。純利益も2427億円と従来予想の2200億円から上振れた。1株当たり2円(前年同期0円)の中間配当に加え、予定通り3円(1円)の期末配当を実施する。15年3月期は合理的な算定ができないとして業績予想の公表を見送ったが、「400億円の統合効果を含む1000億円のコスト改善や海外事業の収益増を図るなど、ROS10%に向けて経営努力を重ねていく」(太田克彦副社長)方針を示した。







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