2014年11月13日

普通鋼電炉16社、12社が経常増益に

 普通鋼電炉メーカー大手16社(連結10社、非連結6社)の2014年4―9月期決算が12日に出そろった。前年同期比で鉄スクラップ価格はほぼ横ばいで推移したものの、実需見合いの生産に徹し、販売価格を維持した結果、メタルスプレッド(原料購入価格と製品販売価格の差)が広がり、経常ベースで12社が増益となった。また伊藤製鉄所、北越メタル、中山鋼業の異形棒鋼メーカー3社が黒字に転換。ただ、2月の大雪被害で製鋼工場が約4カ月間操業を停止し、販売数量減と製造コスト増を余儀なくされた朝日工業のみ赤字となった。大和工業、朝日工業、日鉄住金スチールを除く13社が増収。







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