2016年8月22日

高炉メーカー、資産売却を加速

 新日鉄住金、JFEホールディングスなど高炉メーカーは、保有株式売却など資産圧縮による投資財源の確保に努めている。中国の過剰生産・輸出による国際鉄鋼市場の混乱が続く中、内需停滞や円高なども加わって、4社とも収益が中期経営計画を下回っているが、持続的成長に不可欠な国内製造基盤整備、海外事業投融資は計画通り進める方針。こうした中、JFEHDは15年度に1150億円の資産圧縮を実施したが、中計の追加施策として本年度からの2年間での1000億円規模の資産売却計画を決定。新日鉄住金は15年度に約800億円の資産圧縮を実施し、本年度も600億円程度の資産売却を計画する。







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