2019年3月28日

共英製鋼・越VKS、電炉製鋼月5万トン体制確立

 共英製鋼のベトナム南部製造拠点、ビナ・キョウエイ・スチール社(本社=バリア・ブンタウ省、岩佐博之社長、以下VKS)が電炉製鋼月間5万トン体制を確立した。操業改善や現地作業員の操業技術の向上に加えて、鉄スクラップ配合の見直しなどが生産性向上に寄与。ベトナムでは建設用鋼材需要が年々伸びているものの、鉄鋼メーカーの生産能力の増強などから市場競争は激しい。同社では生産性向上による製鋼コストの引き下げに加えて、同じ共英製鋼グループで港湾会社のチー・バイ・インターナショナル・ポート社(TVP)との連携を進め、「鉄スクラップ調達安定化などを安定操業につなげ、さらにコスト競争力を強化する」(岩佐社長)ことで市場シェアを確保したい考えだ。







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