2009年10月8日

日本・ペルー、地金関税で平行線=EPA交渉

 日本とペルーの第4回経済連携協定(EPA)交渉が、今月1―6日まで東京で開催された。ペルー側は今回、銅・鉛・亜鉛の地金関税撤廃をあらためて求め、日本がすでに同協定を締結しているチリと同等の対応を要求。これに対し日本側は、わが国非鉄製錬業がベースメタルおよびレアメタル供給で重要な役割を果たしているとして、関税維持の立場を強調し平行線に終わった。

 ペルーとは来月14日にシンガポールで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会合までに合意することをめざしており、最終局面で非鉄金属の取り扱い、なかでも亜鉛の位置付けが焦点に浮上する可能性も出てきた。







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