6―7日の豪雨により、三井金属・竹原製煉所(広島県竹原市)では工場内が冠水し、一部生産ラインで操業が停止し、復旧に向け対応中であると10日発表した。東邦亜鉛・契島製錬所(同豊田郡大崎上島町)も断水などで停止しており、同日付で同様の発表を行った。これら鉛製錬2拠点の年間生産規模は約13万トンと推定される。
鉛バッテリー最大手のGSユアサは11日、本紙取材に対して「一定のストックはあるが、事態が長引けば対策を講じたい」(広報)とコメント。ただちに輸入など措置はとらない姿勢を示した。自動車用鉛バッテリーの需要が好調な上に、製錬メーカー在庫もほぼ払底とみられていたため、「韓国からの緊急輸入は避けられないのでは」(商社関係者)などと言われていたが、当面は事態を見守る構えのようだ。
竹原製煉所は来週には復旧の見通しで、それまでに出荷予定の物量は確保できている。しかし、両拠点のある広島県竹原市周辺は、土砂崩落などによって交通網が寸断されており、物流面での影響が今後長引く可能性もある。




















