2020年6月3日

日本冶金工業、独自のニッケル基合金初開発

 日本冶金工業は2日、高機能材(ニッケル基合金)の新鋼種「NAS355N」を開発し、4フィート幅の広幅コイル製造に成功したと発表した。耐高塩化物と耐硫酸腐食の性能を有しながら、従来の高耐食ニッケル基合金に比べてコストを抑えることができる。同社独自のニッケル基合金として初めて開発したもので、すでに国内外需要家が注目しており、排煙脱硫装置、船舶ディーゼルエンジン用SOXスクラバーや化学プラントなどでの採用を目指す。

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