2010年1月25日

JSCA、10年ぶり60万トン割れ

 全国ステンレスコイルセンター工業会(JSCA)がまとめた2009年のステンレスコイルおよび鋼板販売量は前年比18・2%減の55万8241トンとなった。60万トンを下回るのは99年以来10年ぶり。とくに上期(1―6月)は24万8373トンと29・6%減。08年秋の世界同時不況の影響で建材向けを中心に大きく需要が落ち込んだため。5月ごろから需要は持ち直し、下期は6・0%減の30万9868トンと、辛うじて30万トンは維持した。