2010年8月19日

印鉄鋼メーカー、全6社 減収減益

 インド大手鉄鋼メーカー6社の4―6月期単独業績が、リーマン・ショックから回復した2009年以降、初めて前の期を下回った。国内市場の需給調整と、中国材の影響を受けて販売量が低下し、市況が下落。一方で原料コストが上昇し、全社が減収減益となった。

 7月後半からの中国市況の反転と中国大手メーカーの値上げを受けて、インド市況も反発する可能性があるが、8月販売価格を引き下げたメーカーもあり、成長を続けてきたインド鉄鋼業が、一時的に調整を強いられている。