2011年8月23日

東京製鉄、3カ月ぶり全面下げ 輸入材に対抗

 東京製鉄は22日、9月契約分の鋼材店売り(一般流通)価格を3カ月ぶりに全品種引き下げた。下げ幅は田原工場で8月から酸洗ラインが稼働したことから、拡販のてこ入れとして、酸洗コイルとそのカットシートをトン4000円値下げしたほか、H形鋼、ホットコイルなどそれ以外の品種を一律2000円下げた。

 急激なドル安円高を背景に、鋼材市況の内外価格差が拡大する中、輸入材への対抗措置として、値下げに踏み切った。

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