2011年10月20日

10-12月需要に期待 本紙流通調査

 2011年10―12月の需要見通しについて、鋼材流通はいぜん厳しい環境ながら、7―9月比で横ばい、または増えるとの見方が大勢を占めた。

 本紙流通取材班が10月上旬に行った形鋼、棒鋼、鋼管、二・三次製品(線材、カラー鋼板)の東京・大阪地区の主要鋼材流通を対象としたアンケート(回答60社)によると、「横ばい」が54・2%、「増加」は35・6%となり、「減少」と答えた企業は10・2%にとどまった。

 建設主体の鋼材マーケットはいぜん厳しいものの、都市部を中心に物件が動きつつあることや、今後は東日本大震災による復興関連需要が動きだすとの見方もあり、先行きの需要に期待感を示す結果となった。







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