2011年10月26日

11年度粗鋼生産、1億700万トン下回らず

 日本鉄鋼連盟の林田英治会長(JFEスチール社長)は25日の定例会見において、世界経済のスローダウンが鮮明となり、タイの水害という新たな懸念材料が出てきたと指摘した上で、「それらの影響は読めないが、100万トンまでは至らない」とし、2011年度の全国粗鋼生産量は「1億700万トンを下回ることはないだろう」との見方を示した。

 世界鉄鋼協会(WSA)が先に発表した12年の世界鋼材需要見通し(前年比5・4%増の14億7360万トン)についても「先進国の経済の不安定さや発展途上国の成長鈍化を織り込んでいる」と説明、タイの水害などで若干減る可能性はあるが、大きな変化はないと語った。







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