2012年1月25日

東京製鉄、1―3月鋼材生産67万トン計画 田原2・8倍

 東京製鉄は、2012年1―3月の鋼材生産量を、前年同期比約49%増の67万トンと予想する。このうち、田原工場は約2・8倍の10万トン程度を見込んでいる。

 円高が続く為替環境下で輸出採算が悪化し、新規輸出成約を見送らざるを得ない状況が続く中、東日本大震災の復旧・復興、首都圏の建設プロジェクト案件で東日本を中心に国内の需要は堅調で、これを捕捉し、販売量を確保する。東京製鉄では実需見合いの生産を継続しており、1―2月は各工場で定期修理を実施するために生産量は抑えられるが、定修終了後にこのマイナス分を取り戻す。田原工場の生産増も寄与する見通しだ。

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