2012年6月7日

高炉・電炉メーカー、供給体制の見直し急務

 高炉・電炉メーカーの鋼種別の粗鋼生産推移を調べたところ、2011年度の転炉鋼(高炉メーカー)による特殊鋼生産が1700万トンと00年度比5割増加する一方、電炉鋼(電炉メーカー)による普通鋼生産は1780万トンと2割減少し、明暗がくっきり分かれる結果となった。自動車など日系製造業のグローバル生産規模が拡大する一方、国内の建設需要が縮小基調にあるためで、鉄鋼業界は超円高による新たな需要構造変化を含め、供給体制の見直しを迫られている。







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