2012年8月29日

住友商事、北米で鍛造車輪を拡販

 住友商事は、北米における鉄道向け鍛造車輪の拡販を視野に、住友金属工業と技術的な連携を深め、昨年買収した米スタンダード・スチール(SS)での設備投資を行う。2014年までに、住金・製鋼所(大阪市)の鍛造プロセス技術を移転し、車輪成形用回転鍛造機(SIRD)と真空脱ガス設備を導入する。投資金額は約50億円。

 また、日本製の鍛造車輪に「クラスD」と呼ばれる高品質規格を今秋に取得するめどもつけた。従来のクラスCと比べて長寿命化を実現したもので、高品質の鍛造車輪を北米向けに供給し、鉄道車輪事業の拡大を狙う。







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