2013年2月26日

東京地区の針金、需要低調 横ばい

 針金は足元で横ばい推移が続く。市中価格は4ミリがトン当たり19万円、2ミリが21万円中心となっている。関東地区で、需要が低調な状況に変化はなく、需要家も在庫を持ちたがらない中で流通の販売量は伸びていない。一方で、線材加工メーカーの製品値上げに伴い、徐々に在庫も入れ替わってきており、扱い筋は年度末に向けて再販価格への転嫁を目指す考え。公共工事関連が活発化する年度末を迎えているものの、荷動きは鈍い。「自分たちとつながるユーザーが仕事を取れているかに影響される」(流通)など、需要環境はまだら模様。

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