2013年9月10日

理研、非破壊で成功 鋼材内部の腐食可視化 高炉など参画

 理化学研究所(野依良治理事長)は9日、日本鉄鋼協会(宮坂明博会長)研究会1活動の一環として、理研が開発した小型中性子源システム「RANS(ランズ)」を用いた中性子イメージング法により、橋梁などに用いられる鋼材の内部腐食を、非破壊で可視化することに成功したと発表した。従来手法で困難だった塗膜下の腐食状態を、非破壊で検査可能となることで、腐食進行メカニズムの解明や、塗膜下腐食を抑制する新しい塗装法や鋼材の開発、塗装構造物の長寿命化につながると期待される。また、橋梁など老朽化が進むインフラ構造物の安全確保や維持管理コスト低減につながるとする。







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