2013年11月13日

高性能フェライト磁石 日立金属、韓国で量産

 日立金属は、自動車・家電の駆動系部品などに使う高性能フェライト磁石を増産する。グローバルで増える需要に対応するため、まずは韓国の製造子会社パシフィックメタルズ(PMC)で、2014年度下期までに10億円強を投じて製造能力を2割増やす。フェライト磁石は近年、ジスプロシウムなどのレアアースの価格乱高下で注目を浴びる希土類磁石(ネオジム磁石)に比べ、一般的に安価で性能がやや劣るされてきたが、技術改良が進み、ネオジムに匹敵する性能を持つ磁石が開発されている。日立金属は高性能フェライト磁石のグローバルでの増産体制を整え、国内外5拠点で供給網を充実させる。