2013年12月4日

薄板3品在庫、10月末横ばい387万トン

 10月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比横ばいの387万6000トンだった。台風による製鉄所からの出荷停滞で、メーカー在庫は増加したものの、自動車や建材向けなどの内需増加で、問屋とコイルセンターは減少。在庫率は前月の2・13カ月から2・08カ月に改善した。市中では酸洗鋼板を中心に、歯抜けサイズも増加している。例年11月末在庫は前月に比べて9万トン程度減少する傾向にあるうえ、一部ミルの設備トラブルの影響も加わる見込みで、薄板需給のタイト感が一段と強まってきた。