高炉メーカー 欧米重電向け方向性電磁、200ドル超の上げ浸透へ

 高炉メーカーが欧米重電・トランスコアメーカーと進めている下期(7―12月)積みの方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談が、上期に比べトン当たり100―200ドル強の値上げで近くまとまる見通しだ。高炉側はハイビーなどハイグレードGOの需給タイト化を背景に、250―300ドルの値上げをオファー。トランスコアメーカーの競争が続く中、重電側はコスト抑制を求めたが、ハイグレードGOの需給バランスを踏まえ、大筋で値上げを受け入れたもよう。値上げ実現は約2年半ぶり。各地域別の市況などを反映し、向け先によって値上げ幅ははこう性を示すが、高炉メーカーはこうした実績をテコに、収益改善を加速させたい考えだ。供給過剰状態が続くローグレード、需給タイトなハイグレードとGOマーケットは二極分化の様相を示しており、今後の動向が注目される。

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