2015年2月25日

OECD、”鉄鋼過剰能力問題”共有へ

 経済協力開発機構(OECD)は鉄鋼の過剰生産能力に関して、当面の主要プロジェクトリストを公表した。過剰能力は価格低下や収益悪化、倒産や地域の雇用喪失などを招き、現状は1990年代後半に比べても業況は悪化していると指摘。過剰能力は貿易を通じて通商摩擦や政府による保護措置を引き起こし、エネルギーの浪費や環境負荷も招きかねないなどと深刻さを強調している。OECD鉄鋼委員会の議論を通じて、補助金など政府の市場歪曲的な関与を通じた過剰能力を問題視しており、まずは増強計画の事実関係を共有するリスト公表に踏み切った。







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