2016年5月6日

全国コイルセンター出荷、15年度1563万トンに減

 全国コイルセンター工業組合(理事長=鈴木貴士・五十鈴社長)がまとめた流通調査結果によると、2015年度のコイルセンター出荷量は前年度比3・8%減の1563万4254トンに減少した。過去5年では2番目に低い水準。国内自動車生産の減少や建築着工の停滞が響き、薄板需要が減退した。リーマン・ショック以降、緩やかな回復基調が続いていたが、13年度をピークに2年連続のマイナス。政策効果の剥落などで再び逆風にさらされている。