2016年9月26日

三菱製鋼、研究・技術開発投資を加速 18年度までに22億円

 三菱製鋼は2018年度までの3カ年で研究・技術開発の投資を加速する。ばね製造拠点の千葉製作所(千葉県市原市)内に開設した技術開発センターに、総額21億6000万円を投じて真空誘導溶解炉(VIM)や2基目のガスアトマイズ装置、高温引張レーザー顕微鏡などを設置し、基礎研究から試験研究、現調材評価などを充実させる。同センターは室蘭における鋼材、千葉のばね、会津若松の素形材の各事業に横串を通す形で機能を発揮し、特殊鋼をつくり加工する企業から「付加価値を素材から創る」企業に進化すべく、中心的な役割を担う。

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