2016年11月24日

新日鉄住金 塗装周期延長耐食鋼、累計適用5000トン突破

 新日鉄住金は24日、塗装周期延長耐食鋼「コルスペース」を採用した名古屋製鉄所4号アンローダー設備を設置し、同鋼の累計適用トン数が5000トンを超えたと発表した。塗装の塗替え周期の延長を可能とする新耐食鋼で本年2月に国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録、橋梁向けのほか、今回初めて港湾設備での適用となり、約1000トンが使用された。アンローダーは三井造船大分事業所が製造、再塗装、再塗装中の設備休止と荷揚げ作業への影響が回避され、メンテナンスをはじめ製鉄所荷役での大幅なコスト低減が可能となる。すでに塩害が厳しい沖縄など10橋に3600トンが採用されており、年間1万トンレベルへの拡大を目指す。







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