火災は厚板工場の主電室の中の1階部分にある「圧延補機SCR(サイリスタ)室(面積約900平方メートル)」で発生。5日午前1時半に作業員が発見した。主電室は地下1階、地上2階建てだが、全体に煙や熱が充満したためこれらを逃がしながら、放水に成功し6日午前11時37分に火が見えなくなる「鎮圧」、同午後1時2分に火が完全に消えた状態となる「鎮火」を確認した。
大分製鉄所の2015年度の粗鋼生産は926万トン。厚板は同約240万トン生産した。新日鉄住金は4製鉄所で厚板を約500万トンを生産しているため、ほぼ半分を担う。「影響を最小限にとどめ、全力でリカバリーしたい」(新田所長)。厚板の在庫について、仕掛かり在庫や製品在庫があり、「製品在庫は約7万トン、仕掛かり在庫は約2万トンある」とし、これ以外の在庫も含め、「合計約10万トンで、半月分の在庫量」としている。名古屋での教訓について「防災推進部ができ、防災機能が強化されたが、リスク管理についてはリスクを最小限にするため、情報や課題認識を共有化してきた。原因を追求し、必要に応じて強化していきたい。他社への応援依頼は今後検討していく」(同)とコメント。
さらに新田所長は「昨年の年初以来、事故が続いている。非常事態宣言を発し、災害のバックグランドを究明し、安全文化の再構築をはかり、取り組みを強化していきたい。今回は普段人がいないところで発火した。原因をしっかりと究明し、対策をし、所内や他製鉄所への横展開を図りたい」と語り、続いて「今回の火災について原因を追求し、必要に応じて強化していきたい」と再度強調した。





















