2017年10月16日

神戸製鋼、グループ9社で「不適切行為」

 神戸製鋼所は13日、国内外のグループ会社9社が製造する特殊鋼、鋼線、銅管、アルミニウム線・棒、銅板条などについて検査未実施や検査証明書のデータ書き換えなどの「不適切行為」があったと発表した。240社程度とされていた不適合製品の出荷先は500社に膨らんだ。アルミ・銅製品の一部製品で発覚した「不適切行為」が、主力の鉄鋼事業を含めて国内外に広がったことで、企業としての信用は失墜した。国内外の自動車メーカーなど出荷先における不安は広がっており、業績や経営に与える影響の拡大は避けられない。日本鉄鋼業、日本のものづくり産業に対する信頼の低下も懸念される。







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