2023年3月8日

鉄産懇 国内需要持ち直し継続 下振れリスク、動向注視

鉄鋼産業懇談会の廣瀬孝会長(日本製鉄副社長)は7日開催の会議後に足元の需要動向について「国内は公共土木や建産機に弱さが見られるものの金属加工生産高や完成車生産、住宅・非住宅着工の1月の実績が前年同月を上回り、緩やかな持ち直しの動きは変わらない。海外は中国経済が回復に向かい、米国経済は底堅く、欧州も景気後退懸念が和らいでいる」としつつ、「資源価格の高騰や国際サプライチェーンの混乱など下振れリスクは続き、国内外の経済動向を注視する必要がある」と強調した。