2025年6月16日

浦安景況調査 5月収益「悪化」54%に増

浦安鉄鋼団地協同組合(理事長=村上京子・東洋鋼鉄社長)がまとめた5月の景況実感調査(対象=143社、回答率95・1%)によると、前年同月比で収益状況(粗利)が悪化した企業の割合は54・4%と前の月から9・1ポイント上昇した。「改善」や「横ばい」を上回るのは10カ月連続。横ばいは0・2ポイント上昇の33・8%、改善は9・3ポイント低下の11・8%だった。大型連休で稼働日が少なかったこともあるが、「最近1―2年間で最悪の販売量になった」(薄板・表面処理鋼板を扱う組合員)との声が聞かれるなど、店売り市場の低迷は深刻さを増している。