2020年12月15日

東京地区、薄板市況3000円続伸 入荷遅れ 解消のめど立たず

 東京地区の薄板市況が続伸した。前月に比べ、全品種でトン当たり3000円方上昇。10月以降、鉄鋼メーカーからの入荷遅れが続いており、現在も解消のめどが立っておらず、品薄感に拍車がかかっている。特に表面処理鋼板は一部高炉メーカーの生産が停滞し、品種によっては「直近の申し込みが全量スキップされた」(大手流通筋)ケースもあるなど、供給余力が急速に低下。高耐食めっき鋼板などの代替が難しい製品については需要家への供給がひっ迫することも懸念され、扱い筋は対応に苦慮している。








本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more