2021年10月5日

Ni系ステンレス棒鋼・形鋼 大同特殊鋼、10契10―20%値上げ

大同特殊鋼は、原料価格上昇など各種コストアップ分を販売価格に反映させるため、10月契約分(12月出荷分)からニッケル系ステンレス棒鋼・形鋼、クロム系ステンレス棒鋼の追加値上げを実施する。同時にモリブデンの含有量に見合った鋼種エキストラを改定する。同社による値上げは本年入り後、ニッケル系は3回目、クロム系は2回目。

今回は主原料であるニッケルとフェロクロム、添加合金・モリブデンの価格上昇をはじめ、エネルギーコストや物流費、諸資材などのコスト上昇分を販売価格に反映させるもの。

対象はニッケル系およびクロム系の全品種で、国内向け店売り、ひも付き。輸出は先行して値上げを実施している。上げ幅はニッケルやモリブデンの含有量に見合った鋼種エキストラ改定分を含め、ニッケル系ステンレス棒鋼・形鋼は現行比10―20%で、SUS304系は約10%。クロム系はSUS403ベースをはじめ同10%。







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