2022年3月3日

需給・市況を診る/異形棒鋼/関東デーバースチール社長(合同製鉄専務取締役、棒鋼事業担当)/山﨑晃生氏/スプレッド適正確保へ 販価さらに引き上げ

 ――異形棒鋼のマーケット環境は。

 「得意とするゼネコンの受注状況によって、鉄筋加工業者の加工数量は二極化している。出荷は遅れていた大型再開発が動き出すとともに、物流倉庫は堅調を維持。足元で把握している品川ほか都心大型再開発案件の鉄筋使用予定数量は総量で10万トンに達する。これらは2022年夏以降着工する見込みだ。その一方で、中・小規模建築物件は低調。新型コロナウイルス感染症影響を受けて、宿泊施設などの新規案件が減少しており、中小案件向けが多い鉄筋加工業者は厳しい受注状況で、先行きも不透明感が漂っている」








本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more