2012年8月31日

アルミ新地金、対日プレミアム10―12月交渉 製錬主導250ドル超提示

 2012年10―12月の、アルミニウム新地金対日プレミアム交渉がスタートした。製錬メーカーは慢性化する世界需給のタイト化を理由に7―9月比トン45―58ドルの上げを打診。これに対して日本の大手商社や需要家は、大幅な値上げに困惑の色を隠せず、あるトレーダーからは「完全な売り手市場で、交渉の余地はほとんどない」との諦めの声も聞かれる。

 7―9月の対日プレミアムは200―210ドルの史上最高値で決着。今回の交渉で複数の大手製錬メーカーは255―258ドルを日本側に提示した。製錬各社の減産を受けて現物地金のひっ迫感が依然強いことを理由に挙げている。







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