2012年5月7日

ステンレス市況、Ni系冷薄こう着状態

 国内のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は、こう着状態を余儀なくされている。先のLMEニッケル価格上昇を背景とした国内ステンレスメーカーの製品値上げについて、市中の再販価格への転嫁は進んでおらず、その後のLMEニッケル価格の下落や荷動きの重さなどから、市中相場は東西ともSUS304ベースサイズ(2ミリ)がトン当たり29万円どころ中心で、むしろジリ安を懸念する状態が続いている。







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