2012年2月28日

日本製箔、アルミ箔3種開発 リチウムイオン電池向け

  古河スカイグループの日本製箔(本社=東京都千代田区)はこのほど、リチウムイオン電池向けに3種類のアルミ箔を開発したと発表した。

 新たに開発したのは集電体用高強度アルミ箔とカーボンコート箔、ラミネート型電池ケース用高成形アルミ箔。集電体用高強度アルミ箔は製造工程を変えることで、高導電率を維持したまま引っ張り強さを従来より50%アップした。

 カーボンコート箔はアルミ箔の表面に導電性の皮膜をつけたもの。活物質との密着性に優れ、界面抵抗は従来より20%向上した。強酸・強アルカリなどの過酷環境にも耐える。キャパシタ用としても従来の集電体より高性能を発揮する。

 ラミネート型電池ケース用高成形アルミ箔は成形高さが従来比20%アップした。箔厚やフィルム厚は従来のまま、アルミ箔自身の成形性を上げることで、ラミネート箔全体の成形性向上を図った。









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