2012年12月4日

不動鋼板工業、結露予測警報器「露助1号」を開発

 不動鋼板工業(本社=北九州市)は結露予測警報器「露助(つゆすけ)1号」を開発、今月から販売を始めた。鋼材など被対象物の温度と大気露点の変化から結露の危険度を予測し、警報ランプで作業員に知らせる。事前に結露発生がわかるので、鋼材にカバーを掛けるなど結露対策作業が容易に行える。鋼材のほか、非鉄金属、自動車部品など金属加工品の保管時に効果を発揮するという。

新製品・新技術 結露予測警報器「露助1号」の価格は33万円で1年間の保証が付く。オーダーメードなので納期は2―3週間は必要とのこと。

 特長は、鋼材など被対象物の温度と大気露点を計測し、現在から1時間先に結露が発生するかどうかを予測するというシンプルなシステム。このため露助1号は接触温度計と大気露点計、温度や露点や1時間先の予測値などを表示する液晶画面、結露注意報・警報・解除のしきい値設定スイッチと注意報・警報・解除ランプで構成する。しきい値の設定はユーザーの任意で行え、設定値の相談にも応じる。大きさは縦20センチメートル、横25センチメートル、高さ23センチメートルと小型サイズ。

 オプションとして、専用プリンターを接続して被対象物の温度と大気露点、両者の温度差と1時間先の予測値といったデータをプリントアウトすることも可能。









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