2014年12月19日

JR東海、リニア中央新幹線着工 低磁性鉄筋などに需要

東海旅客鉄道(JR東海)が新たな日本の大動脈として総額9兆円超を投じ整備するビックプロジェクト、リニア中央新幹線の工事が始動した。まずは2027年での品川―名古屋間285キロメートルの開業を目指す。17日には、品川、名古屋両駅で工事安全祈願式を行い準備工事に着手。来年秋以降、本格的な工事に移行していく。

リニア中央新幹線は最高速度が時速500キロメートルを超え、品川―名古屋間を最短40分で結ぶ。同区間の投資総額は5兆円超。停車駅は両駅を含め6カ所で、南アルプスなどの山岳部を通すため、走行軌道中の80%以上がトンネルとなり、品川―神奈川、岐阜―名古屋の区間の一部は大深度地下を走行する。トンネルや橋梁、駅舎などの建設に伴い、低磁性鉄筋など特殊な鋼材を中心に、大きな鉄鋼需要も期待されている。







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