2019年12月12日

宝山鋼鉄、鋼鈑類全面値上げ 1月積み 熱延コイルで200元

中国の宝山鋼鉄は1月積みの鋼板類の販売価格を全面的に引き上げた。上げ幅は熱延コイルでトン200元(3000円強)、4カ月ぶりの上げ。鋼材市況の11月以降の値上がりを追い風に増加する原料コストを転嫁する。自動車生産が回復の動きを見せる一方で全国粗鋼生産が環境規制で減り、需給は引き締まりつつある。インドなど海外市況が持ち直したことも受けて販価を戻し、収益低下に歯止めをかける。