2012年1月11日

米アルコア、7四半期ぶりの赤字

 米アルミニウム大手アルコアが9日発表した2011年10―12月期の純損益は1億9100万ドルの赤字(前年同期は2億5800万ドルの黒字)となった。赤字を計上するのは10年1―3月期以来、7四半期ぶり。原材料コストの上昇で売上原価が増加する一方、販売価格は世界景気の先行き不安を反映して下落したため。リストラ費用の計上も響いた。

 同社は今年上期中に製錬能力を世界全体で12%削減し、収益改善につなげたい考えだ。12年の世界アルミ需要は前年比で7%伸びると予想した。







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