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2024.12.4
2023年11月7日
建設用電線の値戻しに停滞感が広がりつつある。資材価格高騰のあおりを受ける市販分野が低調であるほか、電設分野においても銅価格の高騰や人手不足、これに伴う工期の長期化などにより足元、先物件名にかかわらず需要が低迷していることが背景にあるとみられる。今春にも従来の被覆材の原料となる銅テープや可塑剤、PVC(ポリ塩化ビニル)コンパウンドなどの副資材価格の高騰に加えて、エネルギーや物流費といったコストの上昇などを理由に電線メーカー各社が相次いで値上げに踏み切ったものの、思うように改善が進まない現状を前に、業界関係者からは「再び値下げ基調に転じるのでは」と危惧する声が上がっている。
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