2013年8月7日

COURSE50 君津に試験高炉建設 CO2削減30%技術確立へ

 日本鉄鋼連盟、新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼と、新日鉄住金エンジニアリングが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて進めている環境調和型製鉄プロセス技術開発「COURSE50」(企画・運営会議プロジェクトリーダー=齋藤公児・新日鉄住金製銑技術部長)は、2013年度からスタートした「フェーズ1・ステップ2」において、新日鉄住金君津製鉄所内に炉内容積10立方メートルとなる世界最大規模の試験高炉を建設し、16年度から2年間操業試験を実施することで、高炉への還元ガス吹き込み法の最適化や、水素還元に適した原料条件などを調査する。都内の鉄鋼会館で6日説明会を開催し、齋藤プロジェクトリーダーは「君津に設置しているCO2分離回収試験設備との連動試験を行うことで、水素還元とCO2分離回収の統合開発を進め、ステップ2の最終である17年度には全体としての技術開発目標であるCO2削減30%の技術を確立する」と述べた。







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